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タイシルクについて

今回の帰国での中で、ご好意で織物には使えないけれど

組紐は少量でも形になるので、

譲り受けたもの。そのタイシルクのことについて書いてゆきます。

 

組紐の糸になるかどうか。

どの程度の強さがあるのか。

染めたりせず、この美しい黄色を活かせないか。

あとは、繭から糸を引くときに、どの太さがあっているのか。

扱っていきながら、試しながら。

 

 

今回初めてこのタイシルクの枷「かせ」を木枠に巻きましたが、糸に色気がある。

甘撚り「あまより」のシルクは、扱ったことがなかったので、

とても優しい、柔らかい、ほっこりした気持ちになりました。

 

 

私の解釈ですが、

色気とは、キラキラと艶があり、しっとりとして、まとわりつくような感じ。

嫌な意味でなく、くっついてくる。

 

現代の日本では出せない、タイの生繭から、糸を引くこの仕事が、

この優しい色気のある、糸を作り出す。

まだ知らないことだらけ、一緒に学んでいきたいと思います。